「おくすりシート リサイクルプログラム」

　ある程度の年齢になると、ほとんどの人が何らかの薬を常飲しているのではないだろうか。私も現在は3種類を毎食後に欠かさず飲んでいる。錠剤のシートは何も考えずにゴミ箱にポイっと捨てていた。一昨日の新聞を読んだらそのシートをリサイクルする実験が行われているという。（以下新聞記事から抜粋要約）

　国内初の「おくすりシート リサイクルプログラム」。医薬品の包装シートであるPTPシートのリサイクル実証実験をするのは第一三共ヘルスケアで、リサイクル事業をグローバル展開しているテラサイクルの日本法人と連携して行う。薬服用後のPTPシートを専用BOXで回収し、シートのプラスチックとアルミニウムを分離した後、それぞれ加工・融解してリサイクル。日本ではまだ資源として認知されていないPTPシートを、資源循環させる仕組みの構築を目指す。実験実施場所は神奈川県横浜市内の薬局やドラッグストア。期間は、2022年10月20日～今月末まで。

　目標回収量を10万枚としていたところ、実施半年間で目標の約３倍を達成。回収拠点についても、目標30拠点としていたが、40拠点に設置できた。この結果を受け、目標を上方修正し、新目標として回収量を開始当初の５倍にあたる50万枚、回収拠点数を２倍の60拠点とした。実験後は、対象エリアを広げて活動を続けていくことが検討されている。

　近い将来、千葉市内にも回収BOXがおかれることを期待して、私も今からPTPシートは捨てずにとっておこう。（MK）

実験で使われた「おくすりシートくるりんBOX」